慧喜~Trip of the art

「青いハート」と「優しい日々」

西荻窪にあるガレリア青猫さんにお邪魔しました
開催されていた個展は、
・アウスマ・シュミット展 “The Blue Heart”(青いハート)
・ナタリー・サルキシャン展 “Days of Kindness”(優しい日々)
と、外国の女性作家2名によるW個展でした

アウスマ・シュミットさんは、ラトビアのリガ出身。
ナタリー・サルキシャンさんは、ブルガリアのソフィア出身。
お二人とも、日本では初個展なのだそうです
20160521ガレリア青猫

↓↓↓まずは、Ausma Šmite(アウスマ・シュミット)さんの石版画です。
作家自身が想像する生命の形、それは、現実を隔てた境界線の向こう側に生きている架空の生物たち・・・。
アウスマさんは、そんな生物の存在をリアルに感じ、その肖像を描いているのだとか

「全てが可能だと思う。どこかにちょうど私が想像したような生命の形がある。
それが“The Blue Heart”。それらは生命で満たされ、脈打っている。」
(アウスマ・シュミット)


≪Satellite≫2013年
アウスマ・シュミット展案内ハガキ
この「The Blue Heart」という作品、繊細で素敵だなと思いました。→ → →
何やら化石にも見える不思議な生命体ですが、
体?の真ん中に、青いハートが息づいています
それは、時を刻むかのようにトクントクンと脈打ち、
架空の生物とはいえ、生命の光が静かに放たれているかのようです

他にもたくさんの石版画作品が展示されていて、
それらは、アウスマさんのHPサイトに載っています。
もっと詳しくご覧になりたい方はどうぞ!→ AUSMA ŠMITEさんHP
The Blue Heart
≪The Blue Heart≫2016年
そして、アウスマさんご本人の画像です。→ → →
頂いた資料からお借りしました。
手に持ってるのは、石版画に使うローラーなのだそうですょ

Ausma Šmite(アウスマ・シュミット)さんの経歴は下記になります。
1987年  ラトビア・リガ出身
2007年  カーン美術大学(フランス)交換留学
2009年  ラトビア美術大学美術学部版画専攻卒業
2011年  ラトビア美術大学大学院版画コース修了

ちなみに、“Ausma”はラトビア語で「日の出」という意味で、
暁や夜明けといった、東からちょうど太陽が昇る瞬間を意味するのだとか。
素敵ですね
アウスマ・シュミットさん


そして、次はNatali Sarkisyan(ナタリー・サルキシャン)さんの、紙を使用したドローイング作品です。
ヨーロッパでのテロ事件における世界情勢、メディアの情報操作による苛立ち、日々の個人的な出来事など、
ナタリーさんが日常を通して感じたことをテーマに制作されているのだそう

「展示作品は、私が「今日」という概念から着想を得、
ドローイングによって視覚化した詩のようなものです。」
(ナタリー・サルキシャン)

Face of peace
≪Face of peace≫2016年
ナタリー・サルキシャン展案内ハガキ

たくさん展示されていたのですが、その中でも目を引いた「Reflective thoughts」という作品。↓ ↓ ↓
タイトルがちょっと分かりづらいのだけど、「自分自身の内証をかえりみて深く考える」・・・といったような意味かな?と思います。
絵の中の二人の人間はお互いに向かい合っていますが、何か噛み合ってないように見えます。
それは、社会や他者と接していく中で生まれる、ナタリーさん自身の意識の世界を表しているかのよう。

更に、画面では見えづらいのですが、
紙の端々ににたくさんの言葉が
英語で書き連ねてありました。
メッセージのような詩のような・・・。
英語だということを差し引いても、
なぐり書きというか走り書きすぎて、
もはや何て書いてあるのか読めません
ただ、かろうじて一文だけ判読できたのが
「The world is ungrounded」
意味としては・・・「根拠のない世界」
といった感じかと思います

絵では表現しきれなかった感情が、
言葉となってこぼれ落ちてしまったかのよう。
満タンのコップから水が溢れ出るみたいに。
Reflective  thoughts
≪Reflective thoughts≫2016年

そして、ナタリー・サルキシャンさんご本人の画像です。→ → →
この画像も、頂いた資料からお借りししました。
ブルガリア出身のナタリーさんですが、
現在はベルギーのアントワープにて活動されています。
ご両親が画家だったとかで、幼い頃からアートに触れながら育ったのだそう

Natali Sarkisyan(ナタリー・サルキシャン)さんさんの経歴は下記になります。

1987年  ブルガリア、ソフィア出身(現在ベルギー、アントワープ在住)
2001-2006年  ソフィア国立美術学校“Ilia Petrov”版画専攻(ブルガリア)
2006-2007年  ソフィア美術大学(ブルガリア)
2008-2011年  アントワープ王立芸術アカデミー版画専攻、学部、大学院修了
ナタリー・サルキシャンさん

外国人作家さんの作品って、自由度が高いというか・・・見ていてとても興味深いです
作品の内容だけでなく、特にナタリーさんなどは自分の作品が額におさめられるのを好まないらしく、
展示作品も、紙そのままを貼ってあるか、透明のアクリルフレームなどで額装されていました。
何故なら、ナタリーさんにとって作品とは、日常を通して感じたことをテーマに制作をしたもの、
いわば、アーカイブ的な個人史のようなものだから。
一つの作品として小綺麗にまとめるでなく、あくまで日常の沿線上にアートがあり生活の一部、というその感覚が面白いなと。
きっと、日常生活そのものが常に「思惟する時間」なのだろうなと・・・思ったのでした

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慧喜

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広島県出身 関東住みです。
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