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慧喜~Trip of the art

篠田桃紅展 昔日の彼方に

ご訪問有り難うございます
5月後半の話になってしまいますが、
菊池寛実記念 智美術館に行ってきました
開催されていたのは、
「篠田桃紅 昔日の彼方に」展です。
忙しくてなかなか記事にできず、
やっとこさというアップになってしまいました
会期はとっくに終わってるのだけど、
憧れの篠田桃紅先生の展覧会ですから、
やはりどうしても記事にさせて頂きたかったんです
20170528智美術館1


菊池寛実記念 智美術館は、現代陶芸のコレクターである菊池智氏のコレクションを公開するために、
東京・虎ノ門に開館した美術館だということです
智氏の父親、菊池寛実(ひろみ)氏は、戦前より炭鉱業で財を成し、一時は「日本三大億万長者」に数えられたとか。
この寛実氏の邸宅の洋館部分が、美術館になっているのだそう。
美術館の周りには、ホテルオークラをはじめ、色々な国の大使館などが点在しています。
そういった都心の中に、ひっそりと佇む隠れ家のような美術館・・・という印象です

20170528智美術館2
20170528智美術館4

館内は、受付より先は撮影不可でした。
なので、右画像、入り口から受付に行くまでの通路をパシャリ。この通路、美しいですよね
外観共々、館内もシックで簡素な佇まいですが、隅々まで趣向をこらしている・・・といった感じ
無駄な装飾が一切なく、でも、極限的に美しい空間が広がっている・・・そんな印象です

20170528智美術館320170528智美術館5

そして、いざ「篠田桃紅 昔日の彼方に」へ。
今回の展覧会、篠田桃紅先生の104歳のお誕生日にあわせて、開催されたものだったとか
展示されていたのは、新旧およそ50点のお作品。落ち着いた雰囲気の中、時間をかけて鑑賞させて頂きました。
書の見方とか分からないのだけど、タイトルと照らし合わせながら見ていくと、
共感したり、的を得たような気持ちになり嬉しくなったりと、スルスルと心の中に入ってくるような感じ
(ブログに掲載したお作品画像は、パンフレットからお借りしました)

篠田桃紅展 昔日の彼方に パンフ篠田さん1
《Flamboyane/はなやか》2016年

姿勢を正されるようなまっすぐな筆痕。
この筆痕の配置に至るまで、重ねられた熟慮の数々、そこに懸けられた年月の長さ。
篠田先生、どこの美術団体にも属さず、生涯の全てを作品に捧げてこられたのだとか
芸術というのは、「生き方」なのだと聞いたことがあるけれど、
篠田先生みたいな方を本当の芸術家というんだろうな・・・と、私は思います

一瞬にして去る風の形、散る花、木の葉、人の生、この世の「とどめ得ないもの」への私流の惜しみかた、
それが私の作です
(パンフレットから抜粋)

篠田さん3
《Departure-Cloud/ひろがり-雲》2016年
篠田さん2
《Golden Glow/輝き》2016年

館内には、篠田先生のお若い時(60代くらい?)のお写真も展示されていましたが、これがもう美しいのなんの。
決して若いといえる年齢ではないと思うのだけど、ゾクッとするほど美しい
例えが悪いかもだけど、濡れたようにしっとりと輝く日本刀のような美しさ・・・

そして、鑑賞してる時に、若い頃の篠田先生に書を学んだという女性と出会い、
立ち話だけど色々と当時のご様子など教えて頂きました
その方は、篠田先生が渡米する前(30代くらい?渡米して製作に励まれた期間があったのだそう)
書の手ほどきを受けたとかで、その頃からやはりとんでもなく美しい方だったのだそうです

そして、帰りには売店で画集を購入しました。
陶芸コレクターであった菊池智氏と篠田先生の
2ショットの写真も掲載されていました
このお二人、
実に60年に及ぶ深い親交を築いてこられたのだそう。
生涯の全てを作品に捧げてこられた篠田桃紅先生、
そして、その情熱を生涯に渡り支えてこられた菊池智氏、
篠田先生の筆痕のように、まっすぐで気高い・・・
出逢うべくして出逢われたお二人、という感じがします。
20170528篠田桃紅先生画集


そして、最後に智美術館さんで開催中の展覧会をご紹介させて頂きます
八木一夫と清水九兵衞 陶芸と彫刻のあいだで
会期は、2017年9月16日(土)~ 12月3日(日)です。
始まったばかりですが、会期が長いのは有り難いです ご興味のある方、是非どうぞ
美術館内には、フレンチレストラン「ヴォワ・ラクテ」があり、ランチや午後のお茶など頂けるみたいですょ

八木一夫と清水九兵衛展パンフ1八木一夫と清水九兵衛展パンフ2


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コメント

おはようございます

「篠田桃紅 昔日の彼方に」に行かれたとの記事を見て、先生の作品と生き方に思いを馳せています。私がその作品を初めて見たのは15年ほど前、泊した東京椿山荘のギャラリーでした。日本にこんなすごい人がいらっしゃるのだと、感動したのを覚えています。
2年か前だったか、NHKのETV特集でEテレ「墨に導かれ 墨に惑わされ~美術家・篠田桃紅 102歳~」が放映されたとき、あらためて先生の生き方に心打たれたものです。
そして、「八木一夫と清水九兵衞 陶芸と彫刻のあいだで」にも、懐かしさを覚えました。
若い頃採っていた彫刻雑誌「旬刊(後に季刊)現代彫刻」でこの二人の作家の作品はよく目にしていました。特に八木一夫氏の彫刻と陶芸の垣根を取り払った「オブジェ焼き」には、驚嘆した記憶があります。ポスター案内にある作品「ザムザ氏の散歩」はすぐに頭に出てくるほど強烈な印象が残っています。雑誌「現代彫刻」は今でも大事に取ってあり、時々手にして開き、折に触れて刺激を注入しています。
芸術の秋です。今度東京へ行く時、行ってみることにします。また色々な情報を教えてください。
たしかに仮面ライダーの顔に似ていますね。トンボは英語でdragonfly,と伝説の怪獣の名が付くらいですから、オニヤンマなど近くで見ると怖いくらいの迫力のある顔をしています。

sanuyakaさん

コメント有り難うございます!

<私がその作品を初めて見たのは15年ほど前、泊した東京椿山荘のギャラリーでした。
日本にこんなすごい人がいらっしゃるのだと、感動したのを覚えています。
<篠田先生のお作品を、そんなに前からご存知だったのですね!
私は、恥ずかしながらお名前を知ったのは昨年くらいで、
こんなに国際的にも評価を受けてる方だと知らず・・・ーー;

<NHKのETV特集でEテレ「墨に導かれ 墨に惑わされ~美術家・篠田桃紅 102歳~」が
放映されたとき、あらためて先生の生き方に心打たれたものです。
<そうだったんですね!私は昨年、先生の著書「百歳の力」を読みまして、
芸術家としての生き様に心を打たれたのです><
村上春樹さんの「職業としての小説家」と同様、
篠田先生の著書も、私にとって手放すことのできない大事な本となっています。

<「八木一夫と清水九兵衞 陶芸と彫刻のあいだで」にも、懐かしさを覚えました
<やっぱり、sanuyakaさんはご存知だったのですね!
私は、彫刻よりもっと陶芸については何も知らないのですが、
パンフレットに掲載された作品には、力強い個性を感じました。
「現代彫刻」という雑誌があるのですね。
時を経ても、自分の心を動かすエネルギーって不変のものなんですよね、きっと。

<芸術の秋です。今度東京へ行く時、行ってみることにします。また色々な情報を教えてください
<そうですね!また東京にいらっしゃることがありましたら、是非!
智美術館自体が、雰囲気がとてもいいですし、何より陶芸専門の美術館ですから、
sanuyakaさんみたいな方には、ピッタリだと思います!

<トンボは英語でdragonfly,と伝説の怪獣の名が付くらいですから、
オニヤンマなど近くで見ると怖いくらいの迫力のある顔をしています。
<そういえば、dragonflyでしたね^^;オニヤンマとか、確かに迫力ありますーー;
赤とんぼがたくさん飛んでるの、早く見たいなぁ・・・。

長いコメ返しになってしまいました!すみません@@

٩(๑′∀ ‵๑)アリガトントン۶•*¨*•.¸¸♪

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

鍵コメ様

こちらの方に有り難うございました!

鍵コメ様のブログにお邪魔させて頂きます。

(๑′ᴗ‵๑)アリガトン

こんにちは!(^^)

ご無沙汰してました。
コメントするのは久しぶり~♪(^^ゞ

何と!篠田桃紅さんの展覧会に行かれたのですね!
羨まし~✨(*''▽'')
私もぜひ一度、篠田さんの実物の作品を観てみたいものですが、
なかなか地方にいるとチャンスが…ですね。(^^;

相変わらずあちらこちら画廊巡りもされているみたいで、
記事を拝見していると、こちらまで行った気分になります♪(^^)
いつも丁寧な記事をありがとうございます!

来年の4月にまた東京に行く予定ですので、
その時はぜひ早稲田のドラードギャラリーにも
立ち寄ってみたいなぁと思っておりますよ。(*^^)v

文伽さん

コメント有り難うございます!
お久しぶりです^^v

<何と!篠田桃紅さんの展覧会に行かれたのですね!
私もぜひ一度、篠田さんの実物の作品を観てみたいものですが、なかなか
<そうなんですよ、最終日ギリギリに何とか飛び込みました^^;
実物のお作品、本当に良かったですよ!
凛としてまっすぐで潔い、お人柄というか芸術や生き方に対する姿勢そのものだと思いました。
だから、見る方にもストレートに入ってくる。
海外だと「現代アート」のような感じで認知されていると思うのだけど、
う~ん、やっぱりそうは思いたくないな・・・とちょっと思いました笑
篠田先生の展示って、今回が2回目とかで頻繁には開催されないみたい?ですね:;
何とか、全国で展覧会とか開かれたらいいのになと本当に思います><
確か、美術館で図録の通販をやってたような・・・と思い、今サイトを開いてみたんですけど
篠田先生の図録は完売してました・・・残念泣

http://www.musee-tomo.or.jp/book.html


<相変わらずあちらこちら画廊巡りもされているみたいで、
<FBで色々な画廊をまわられてる方の投稿記事を参考にさせて頂いてます笑
ピンポイントでよい情報を頂けるのでありがたいです^^;

<来年の4月にまた東京に行く予定ですので、その時はぜひ早稲田のドラードギャラリーにも
<え!そうなんですか~~@@わ~い(←喜ぶw)
ドラードさんにもぜひぜひ!その時には、ぜひ私もご一緒させて頂きたいです笑

(*♥д♥*)アリガト~ン

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広島県出身 関東住みです。
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