慧喜~Trip of the art

「楽園としての芸術」展

上野公園にある東京都美術館に行ってきました。
「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女神と女王」
「楽園としての芸術」展
と、二つの展示会を鑑賞してきました。
只今、エジプト展をイメージした絵を描いてる
途中なので汗(なかなか仕上がりません!)
「楽園としての芸術」展の記事の方を先に
アップさせていただきます・・・
東京都美術館1
東京都美術館2
東京都美術館3

エジプト展を鑑賞後、会場を出ると、何やら
カラフルな展示会が階下に広がっていたので
興味を持ち、チケットを買って入ってみました。
「楽園としての芸術」展とは一体・・・
確かに、美しい極楽鳥たちが色鮮やかに
羽ばたいてる様なイメージの会場内です
入ってみると・・・
楽園としての芸術展1
楽園としての芸術展2
楽園としての芸術展4

鹿児島の「しょうぶ学園」と、三重に拠点をもつ
「アトリエ・エレマン・プレザン」で
ダウン症等の人たちが中心に活動、製作した
絵画・刺繍・立体作品を紹介した展示会でした

しょうぶ学園」は、鹿児島にて、障害ある作り手が
本来持っている個性を生かせるような、創作活動を行っている、知的障がい者支援施設です。
「工房しょうぶ」の名のもとに、「布の工房」
「木の工房」(木工)・「土の工房」(陶芸)
「紙の工房」(和紙)「絵画・造形のアトリエ」と
分かれており、作り手の自主性を尊重した活動が
行われているのだそうです。「布の工房」からは、
「針一本でひたすら縫い続ける」という彼らの
スタイルから発展させて「nui project」という活動が誕生。この日観た展示会にも、既成のシャツに
刺繍などを施した作品たちが展示されていました。
絡まった無数の色とりどりの糸が、織り成す世界は何やら幻想的な感じさえしました。
「楽園としての芸術」展パンフ1
絵画も展示されており、パネルに貼った帆布の上にアクリル絵の具で描かれた、鮮やかな色彩の世界に目を奪われました。「綺麗・・・」とため息をつきながら、鑑賞されている方々もいました

作り手たちは、「創り出す作品」よりも「創り出すための時間」に幸福を感じているのだといいます。
他者の視線など意に介することなく、それぞれの「色とかたち」が育まれている工房は、
この上なく安らぎに満ちた空間なのだとか

もう一つの「アトリエ・エレマン・プレザン」は
三重県の伊勢志摩国立公園の中にあるアトリエで、
ダウン症の人たちを中心とした絵画制作が
行われています。作品のスタイルは様々で、
指導の手が入ることは一切なく、スタッフさん達は、
談笑しながら穏やかに製作の様子を
ただ見守っているだけなのだとか。
しかし、日々のコミュニケーションを通じて
作り手のとの絶対的な信頼関係を育み、
その人固有の造形が生まれる「最良の環境」を
整えることに全力を傾けているのだそうです。

展示作品は、油彩(アルシュ紙、和紙、ベニヤ、
パネル等)の絵画が多かったように思います。
ダウン症の人たちは、生まれつき筋力が弱いため
粘り気のある油絵具は製作に向いてないので
絵の具に溶き油をたくさん使い、サラサラの状態にして使用しているのだとか。自由奔放な筆の動きと
ツユ状の絵具は、相性がいいのだそうです。
「楽園としての芸術」展パンフ2
鑑賞中、自由奔放な色彩の絵に、気持ちが解放されていくような感じがしました。奔放というよりは・・・
キャプションに書かれていたのですが、これがダウン症の人たちがもつ「人間の原初的感覚の世界」
なのかと・・・。
製作現場を撮影したVTRも流れてましたが、作り手が、一切迷うことなく大胆に色を塗っていき
色鮮やかな世界が形作られていくのが印象的でした。
他にも、冷蔵庫や椅子などにフェルトや布を貼った面白い作品もたくさんありました。
大きいダンボールを同様に装飾したものもあり、タイトルが「サンドイッチの入れ物」
発想が可愛いこんなにたくさんサンドイッチが食べたかったのかな?と思うと、微笑ましい気持ちに。

ダウン症の人たちの生み出す、明るく調和に満ちた世界観は
「アール・イマキュレ(無垢の芸術)」と呼ばれるそうです
「アトリエ・エレマン・プレザン」さんの活動として、現在、三重のアトリエを拠点として
ダウン症の人たちによる「固有の文化」を発信する芸術家村というべき「ダウンズタウン」設立の計画を
進められているのだとか

人と比較せず、競争せず、争いを苦手とするダウン症の人たちが呼び込む調和と幸福の世界。
多様性を自由に発信でき、分かち合える世界こそ、楽園なのではないかと、私は強く思います。
そんな世界をもたらすアートの可能性を感じさせてくれた「楽園としての芸術」展でした

上野のスタバ1上野のスタバ2
余談ですが、上野公園内にあるスタバに入ると、美術館が多い場所だけに店内は絵画でいっぱい
落ち着く空間ですね

 ← ← ← ポチって頂ければ、励みになります  宜しくお願い致します

web拍手 by FC2

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://eki12.blog.fc2.com/tb.php/25-02b49aea

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

AUTHOR

慧喜

Author:慧喜
広島県出身 関東住みです。
アートに関すること
アーティスティックな世界に触れて
自分が感じたことを
アップしていきます。
些細な足跡ですが
関わった全ての皆さんの
お役にたてますように 
(*≧∀≦*)

【PCでの閲覧を激しく推奨します】

ランキングに参加中です☆


にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
どちらかをポチって頂けると、嬉しいです!┏(<:)

COUNT

TRANSLATION

CATEGORYS

TRACKBACKS

画家 榎俊幸さんのHPサイト

画家 安冨 洋貴さんのブログ

Pencil artist Ayumiさんのブログ

LINK


一年以上、アクセスを頂いてない場合は、外させていただくこともあります。ご了承下さい。

MAIL

SEARCH FORM

Designed by Miya@loconet 

FC2Ad

Copyright © 慧喜~Trip of the art All Rights Reserved.