慧喜~Trip of the art

安藤勇寿「少年の日」美術館

     栃木県佐野市にある、
     安藤勇寿「少年の日」美術館に行ってきました!
     「少年の日」をテーマとして、何気ない季節の
     中での風景や日常を、色鉛筆で描き続けている
     安藤勇寿さんの個人美術館です
     森の中の細い小道を歩いていくと・・・ → → →
     突如現れる、小学校のような外観の美術館です。
    色鉛筆美術館敷地内8
     色鉛筆美術館3    色鉛筆美術館2

     安藤勇寿さんが、過ごしてこられた少年時代の思い出や憧憬、そして「子供の心」を、
     色鉛筆にのせて描かれたお作品の数々が展示されていました。オール色鉛筆画です
     色鉛筆画の技法などを勉強させてもらうつもりで来館した私ですが、ただただ見惚れてしまいました・・・

     「何でもないものを描きたい、何でもないものが大切だと思うから」
     「心の中にある思いを絵に。登場する少年は、私自身」
     という安藤勇寿さんの言葉が館内に掲げられていました。そのメッセージの示すとおり、
     足許にある身近な故に気付かないでいる幸せ、心の中にある少年の日への慕情、
     それらを、色鉛筆の優しい素朴なタッチで描かれた世界が広がっていました

     背中
     <背中>
     かあちゃん
     <かあちゃん>

     安藤勇寿さんの絵には、美しい四季の中で、野や山や川を駆けめぐる子供たちの姿が生き生きと
     描かれ、懐かしい日本の童謡唱歌が聞こえてきそうな感じです

     このブログにはのせてないのですが、働く子供たちの姿を描いた絵が多かったのが印象的でした。
     日が暮れた田んぼの畦道を、火の用心を呼びかけながら、懐中電灯片手に歩く子供たち。
     秋の田んぼで、大人と一緒に、楽しそうに稲穂かけをしている子供たち。
     冬の川で、割烹着姿の母親と一緒に、障子洗いの手伝いをしている子供たち。
     吐く息が白かったり、泥まみれになったりしながらも、子供たちの顔が何と生き生きしてることか

     すいかのお面
     <すいかのお面>
     凍てつく夜
     <凍てつく夜>
館内には、安藤勇寿さんの書かれた詩も絵と一緒に展示されていました。心のうちを言葉でつづられた詩があることによって、
絵画だけでは気付かなかった部分が、明確になってくるのがいいですね

      「つながり」
      私は親を思い、
      親は、その親の親を思い
      親の親は、その親の親の親を思い、
      その親の親の親は、
      その親の親の親の親を思い・・・
      そして、始まりの親
      すなわち、始まりの私にたどりつきます       
      その最初の私から
      今を生きる私までの
      いのちの流れの中で
      一人でも欠けたのなら
      今を生きる私はいません
      今の私が今を生きるということは
      未来の私が
      未来を生きるということなのです

     つながり
     <つながり>

     この<花びらの画用紙>という絵も
     とても好きです。 → → →

     大人は、綺麗な情景をそのまま残して、 
     風情を楽しみたがるけれど、
     子供は、その中で遊びたがったり、
     崩したがる。それは、純粋な遊びとしての
     アートの最も美しい本質を体現している
     ように思います。
     制約を持たない、無償で自由な感性を、
     私は、大事にしていきたいです
     そして、安藤勇寿さんの絵は、
     空が広い・・・
     天井が高い・・・
     木が大きい・・・
     視線がとても低いのです。
     子供の視線で、描かれた絵が多いのが
     とても印象的です
       花びらの画用紙
       <花びらの画用紙>
       この<泣きむし>という絵も、凄かった・・・
       畳5枚分ほどの大きさのパネルに色鉛筆で描かれているのです
       作業工程を想像し、気が遠くなりました 燃えるような夕焼けをバックに泣いている男の子ですが、
       腰には木の棒?がささってる・・・ということは、チャンバラごっこか何かやって負けちゃったんだろうか・・・
       駆け寄って頭をナデナデしてあげたくなるような、ノスタルジックで切なくなる絵です
       泣きむし
       <泣きむし>

     館内の壁に色鉛筆をくっつけてあるのが可愛い        カフェもあり、景色を観ながら寛げます
     色鉛筆壁オブジェ     色鉛筆美術館カフェ

     紅葉しかけてて、綺麗な風景の敷地内です         子供たちが取り合いになりそうなブランコ
     色鉛筆美術館8     色鉛筆美術館6

     子供たちが、お絵かきを楽しめる”ともだちの家”      旗川を見渡せる特等ベンチ。お弁当広げたい
     色鉛筆美術館4     色鉛筆美術館9

     小休止できる、贅沢なスペースが点在してます          色鉛筆の巨大なモニュメント
     色鉛筆美術館敷地内3-3     色鉛筆美術館オブジェ1

     そして、安藤勇寿さんご本人です! → → →
     館内でも、握手をして頂き、その後、
     敷地内のお手入れをなさっていた時にも
     色んなお話を聞かせて頂きました
     この敷地内は、以前は竹林だったそうで、
     美術館設立(平成14年)の時に、
     色々な種類の木を植えられたのだとか。
     長い年月をかけて、美術館と共に成長していった
     たくさんの木を、安藤勇寿さんはとても大事に
     されているようです
      安藤勇寿さん2

     木漏れ日が美しく入るシルエットになるように、ご自分で剪定をされているのだとか・・・
     安藤勇寿さん剪定3     安藤勇寿さん剪定2

     森には、野生の鹿やイノシシ、珍しい野鳥などが姿を現すのだそうです   
     色鉛筆美術館敷地内2     色鉛筆美術館敷地内9

     この美術館は、森も全て含め、安藤勇寿さんそのもの・・・なんだと思う、きっと
     色鉛筆美術館敷地内7     色鉛筆美術館敷地内4

     そして、安藤勇寿さんを描かせて頂きました!
     テーマは、「色鉛筆の森の秋 」
     目の粗いイラストボードに、色鉛筆で
     ザックリと描いてみました!
     安藤勇寿さんが愛用されているという
     色鉛筆が売店に置かれていたのですが、
     うろ覚えだけど、FABER-CASTELL
     油性色鉛筆というものだったような気がする・・・
     そんな色鉛筆があるのも知らなかったです 
     水彩色鉛筆も使いこなしてるとはいえないが汗
     次回買ってみようっ
       安藤勇寿さん完成1

     安藤勇寿先生、お忙しい中、色んなお話を聞かせて頂いて、有難うございました

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コメント

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 建物と敷地の光景が綺麗ですね。「落ち葉を踏む」という風雅な日本語を思い出しました。
 安藤氏の作品には、人の意識の奥に手を伸ばして、埋もれている古い記憶を引っ張り出す、という特殊な作用があるみたいですね。写真ではなく、人の感性で捉えたリアリズムが描き出されていて、とても感動しました。
 慧喜さんの絵も、穏やかに流れる安藤氏の時間(生命)をよく表していて素敵です。

鍵コメ様☆

有難うございます!!

Patterson's Houseさん☆

コメント有難うございます!
「落ち葉を踏む」本当にそのような感じです。

山が色んな雑音を吸収するのか、辺りは静寂で、葉を踏む音や風の音が耳に優しく響いてくるような、そんな場所でした。

絵へのコメントも有難うございます!
嬉しいです><

安藤勇寿さんの絵は、いずれも、私自身は体験したことのない世界を描かれてあるのにも関わらず、とても身近であたたかいものを感じました。

それはきっと・・・”古き良き時代”ということだけがテーマなのではなく、
時代が変わっても決してなくならないものの存在や、日常の中で当たり前に溶け込んでいる幸福のカタチを、メッセージとしてお描きになられているからだと思いました^^




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おはようございます。

何か、忘れ物を見つけたような
汚れが落ちていくような素晴らしい作品ですね。
佐野は遠くないので来年は是非時間を見つけて行ってみます。

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鍵コメ様☆

有難うございます!!

Épineさん☆

コメント、有難うございます!!

そう言って頂けると、私まで嬉しくなります♪

佐野は、そんなに遠くないんですね^^v
是非、行かれてみてください!!
何か、人それぞれ違う忘れ物を見つけられるかもです。

森の風景も、Épineさんでしたら、
もっと綺麗に写真におさめてくださることと思います^^

✿・゚゚*゚:*:✼✿(ღ✪v✪)。゚:*:✼.。✿

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慧喜

Author:慧喜
広島県出身 関東住みです。
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