慧喜~Trip of the art

村上春樹さん

    今日1月12日は、村上春樹さんのお誕生日です
    私は、デビュー作「風の歌を聴け」を初めて読んだ時から
    今に至るまで、ずっと村上春樹さんのファンです
    独特の乾いた文体や、読後の不思議な空虚感が好き!
    と盛り上がってた10代の頃と比べて、
    今は好きな気持ちがしっかりと根付いてるような感じです笑
    中でも一番好きなのは、やっぱり
    「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
    二つの世界(二つに分かれた主人公の意識)が
    パラレル形式に進行していく物語です。
村上春樹さん初期作品
    この物語に流れる不思議な時間軸が好きです
    いまや世界中で翻訳されている春樹さんの本ですが、
    国籍・人種問わず「世界の終わり~」を
    一番好きな本に上げている人が多いみたいですね!
    私の本は、何回も手にとって読んでいるので、開いたら
    ボロボロの上に、薄汚れててかなり汚いです → →
    表紙カバーもどっかにいっているし
    ハードカバー版も持ってたのですが、
    人に貸したまま、何年も返ってきてません泣(早く返して!)
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

    私は、村上春樹さんの書かれる小説の世界はもちろん、遠回りさせるような比喩や言葉の使い方も好きです。
    そして、主人公の内面にも、常に二つの相反した世界が共存していること、そこに惹かれています
    「ノルウェイの森」は、「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」という言葉が、
    最後までとても大事なモチーフになっていたと思います。
    一部であるがゆえに、「生」を受け入れながらも、「死」も心から切り捨てることができない、主人公の心情に涙・・・
    
    「国境の南、太陽の西」も、生と死を象徴させる人物のどちらかを選ばなければいけなくなった時、
    どちらかを選んでも、結局どこにもたどり着くことができない・・・というような物語だと、私は思っています。
    そして、春樹さん自身が、もともとそういった二面性をお持ちなんじゃないか?と勝手に想像しちゃってます。
    非常に崇高な精神をお持ちながら、おそろしく俗っぽいところもあるような方だと・・・
    いまや雲の上のような存在でありながら、おそろしく普通の人のようにも感じることあります・・・
    
そして、小説以外でも好きな本はたくさんあり
中でも「遠い太鼓」という長編旅エッセイ?も、私の大事な一冊です。
30代後半の春樹さんが、奥様と一緒にヨーロッパに3年間滞在していた時の記録が書かれてあります
「観光的旅行者」ではなく、「常駐的旅行者」として暮らしていく中、
色んな国々の日常、その土地の食べ物や人々の話等々・・・
春樹さんが見たまんまを直喩してるのですが
これが、とてもユーモアがあって面白いのです
春樹さんの素顔満載といった内容です
遠い太鼓
(この3年間に、春樹さんは二冊の長編小説を書かれました。
「ノルウェイの森」は、ギリシャ、シシリー、ローマ。「ダンス・ダンス・ダンス」は、ローマ、ロンドンで仕上げられたのだそうです。
なので、春樹さん曰く、この二つの小説は異国の影のようなものが染み付いているのだとか。)

       「遠い太鼓」は、エッセイというほどの軽い読み物ではないし、かといって旅行記でもないし日記でもない・・・
       日常のことを少しずつ書き留めた、春樹さん曰く「スケッチの集積」というものらしいです。
       文章でスケッチすることによって、「流離わない日本の僕」と心を通じ合わせていたのだとか

       「遠くから太鼓の音が響いてきて、その音を聞いているうちに旅に出たくなった」から、日本を離れたと
       春樹さんは冒頭で書かれているのだけど、もし今、春樹さんに一つ質問ができるとしたら、
       今でも、太鼓の音が聞こえたら旅に出たくなりますか?と聞いてみたいな・・・

そして、私のイメージする村上春樹さんを描いていきます!新しく買ったばかりのエボニーペンシルが
(前回のとは違うメーカーのもの)ちょっとイマイチ 道具のせいにしたらいけないんですけど、何かしくっとこないんです
道具にも相性ってあるのかな?でも、とりあえずこの鉛筆しかないので描いていきます
    村上春樹さん1村上春樹さん2

    そして、村上春樹さんの本といえば、象徴的なものがたくさん登場するけども、やっぱり「穴」かな?
    夢と現実、光と闇、生と死といった、二つの世界の入り口になる「穴」
    春樹さんは、この「穴」を通じて、常に二つの世界を行き来しながら、物語を紡いでおられるのだと思う・・・
    そして、二つの世界をつなぐスケープゴートとして、羊男さんも描いてみます(今年、羊年だし!)
    村上春樹さん3村上春樹さん4

村上春樹さん完成
     <ケント紙/鉛筆・水彩色鉛筆>
村上春樹さん完成しました!イラストタッチ風に塗ってみました。
正直・・・失敗しちゃった感があるんですけど、とりあえずアップ・・・
ちょっと可愛い感じの春樹さんになってしまいました
選んだ画像が、今よりお若い時のものだったのもあると思うんだけど・・・
でも、私にとって村上春樹さんって、「37、8歳くらい」で、何となく時が
止まってるから、これでよしとします・・・
しかし、村上春樹さんの世界を思い切って表現しようとしてみたものの
何て、難しいのでしょうか  あまり広がっていかなかった・・・
もっと、本を読みこなしていかなければ・・・またリベンジしたいです
でもって、村上春樹さん、お誕生日おめでとうございますっ
        村上春樹さんお誕生日メッセ

  いまや、村上春樹さんの本は世界中の言語で翻訳されていますが、本を通して日本のことを知りたいとかでなく、
  村上春樹さんの本だから読みたい、というファンが世界中にいるという事実、本当に凄いことですよね。
  春樹さんは、自分の殻を破っていくが如く、小説を通して様々な取り組みや新しいことにどんどん挑戦されていってる方だし、
  これからだってきっとそうだと思う。その姿勢を少しでも見習っていきたい・・・と思います

そして、今日12日は、私の誕生日でもあります
春樹さんと一緒 私のささやかなガチ自慢です・・・
早速自分用に買って贈った、誕プレです。絵を描く道具とか・・・
別に誕生日じゃなくてもいつでも買えるものなんですけどね汗
でも、せっかくだから記念日に買って、モチベアップです
エボニーペンシルや、ミニスケッチブック(可愛い!)等々・・・
そして!FABER CASTELLの油性色鉛筆をやっと買いました。
12色セットなんですけど、はぁ~使うの楽しみです・・・
お誕生日を機に、心機一転して頑張ります
自分用誕プレ

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コメント

遅まきながら・・・・

お誕生日、オメデトウございました。
自分の誕生日に何か自分に買ってあげる
っていうのも記念になってエエですよね。
油性の色鉛筆ですか。
私も欲しいです。

リアル系で、こんなブロガーさんが
いらっしゃいます。
油性色鉛筆を使われてます。

http://michinarichihiro.blog11.fc2.com/

  • 2015-01-13 |
  • マルボーズ隊員(タカダカズヤ) #.Oqi5Drk
  • URL
  • 編集 ]
  • ▲PageTop

タカダカズヤさん☆

誕生日コメント、有難うございます!
年をとってくたびに、自分の誕生日とか
どうでもよくなってくるんですけどね^^;
でも、だからこそ自分を大事にしてあげたいというか<誕プレ
(ノ≧ڡ≦)

油性色鉛筆、たくさん種類があったんですけど、以前の記事で紹介させて頂いた、色鉛筆画家の安藤勇寿さんが使われてるものと同じ製品を選びました~~♪

ボタニカルアートのブロガーさん、凄いですね!
リアルというか、細密画ですね@@
図鑑ができてしまいそうです!
(;´༎ຶД༎ຶ`)

遅くなりましたが
お誕生日おめでとうございます!
自分へのプレゼントいいですよね。
私も自分の誕生日に画材を買ってきましたが
お店で選ぶのも楽しいですよね。
新しい色鉛筆で描いた絵をまた
見せてください。
楽しみにしています。

Y画伯さん☆

誕生日コメント、有難うございます!
Y画伯さんも、画材を買われたのですね^^<誕生日

今は、ネットでも色々と安く買えますが、
お店で、あれこれ現物を見ながら、というか
感触を確かめながら選んでいくのって、本当に楽しいですよね!
(๑˃̵ᴗ˂̵)و

机の周りに、絵の道具がちょっとずつ増えていくのを見るのも楽しかったりします♪

頑張って、描いていきます^^
見て頂けるだけでも、有難いことです。
私の励みになります!

Y画伯さんの北海道の景色も、毎回、楽しみに拝見してますよ~~♪
(北海道へは、卒業旅行で一度行ったきりで、
西日本出身の私には、いまだに憧れの土地です笑)
✼✿(ღ✪v✪)。゚:*:✼.。✿

期間限定サイト

こんにちは。

「村上さんのところ」というサイトが、15日午後から31日までの期間限定で開設されますね。

村上さんが読者からの質問メールに回答するサイトです。


「1Q84」から読み始めたファン歴の短いものですが、ちょっとやってみたいなと思っています。

よんちゃんさん☆

コメント有難うございます!
「1Q84」は、私も大好きです^^

明日からですよねっ!!<村上さんのところ
ヽ(≧▽≦)ノ
前回から9年ぶりの期間限定サイトみたいなので、
海外メディアも注目してるみたいですね!
村上春樹さん、英語も堪能でいらっしゃるから、
やっぱ海外からもアクセスとかあるんですかね・・・@@
日本人として負けられませんっっっ謎

春樹さんに返信を頂けたら、それはとても嬉しいことだけど、
頂けなくても春樹さんが目を通してくれたというだけで
私は満足かも・・・^^;

よんちゃんさんも、是非!!
(゚∀三゚三∀゚)

遅くなりましたが・・・

お誕生日おめでとうございます♪
文才ゼロ活字苦手な自分でも村上春樹氏は知ってますし
何冊か読んだことも(何を読んだかは聞かないで)ある
村上春樹氏と同じ誕生日はかなり自慢していいと思います^^

桃内さん☆

誕生日コメント、有難うございます!
たくさんの方に声かけて頂いて、
誕生日がずっと長引いてる感じです(≧▽≦)

人に話すと「いや、それが?」とよく言われるので、嬉しいです汗<同じ誕生日

桃内さんも読まれたことあるのですねっ<春樹本
何の本だろう・・・ちょっと気になります!
でも、聞かない方がいいのですね?^^;

実は、画材と一緒に、春樹さんの翻訳本も何冊か買いました^^
ファンだという割には翻訳本を読んだことがなかったので汗
これが面白くて、当分寝不足になりそうです・・・><
⋆* ⁑⋆* (๑•﹏•)⋆* ⁑⋆*

村上春樹

ノーベル賞候補でメディアが騒いでまして、なんとなくうさんくさい感じで見てました。日本の文学が他の国で理解はされないだろうというのが私の感覚です。
ただこれだけ騒がれる理由があるのだろうと、今春樹を読んでます。ノルウェーです。この小説は春樹の本道から外れてるという評があったりして。
紹介の本もしっかり確かめたいと。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

higeさん☆

コメント、有難うございます!
確かにここ何年か、メディアで騒がれていますよね!<ノーベル賞

村上春樹さんの本が、海外で人気がある理由・・・
文章自体が外国文学を骨格としており、
完結で明確な表現が多いために、
翻訳しやすかったということが、まずあるようですね(≧ω≦)

その上で、作品の中に流れている東洋的で不思議な余韻に、
海外の人は神秘的なもの?を感じたのではないでしょうか・・・
(*˘︶˘*).。.:*

春樹さんが「ノルウェイの森」を出された時、日本の文壇やメディアから、
ものすごく批判をされていたことを、私自身も記憶しています。

でも、コツコツと着実にご自分の世界を築き上げられてきての、
現在に至る世界的成功だと思いますので、そういう姿勢も含めて、
春樹さんの本からは「挑戦」とか「可能性」といったポジティブなものを
とても感じています^^

「ノルウェイの森」も、私は大好きですが、
おすすめはやはり「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です!

春樹さんの世界がよく理解できる上に、
普通にぐいぐい面白いですよ~!
╰(*´︶`*)╯

鍵コメ様☆

ヽ(≧▽≦)ノ。+。゚有難うございます! ☆゚。+。ヽ(≧▽≦)ノ

はじめてコメントさせていただきます、
村上春樹さんの記事で、昔、私が古本屋で買って集めた本ばかりが載っていたのでコメントしてしまいました。あの世界観、時間の流れが、心地よく私も大好きでした。空虚感!その言葉ぴったりですねっ!
挿絵も、佐々木マキさんとか素敵でしたよね~

恋蝉ラテさん☆

訪問&コメント、有難うございますっ!
古本屋にも、春樹さんの本は置いてありますね!
たまに、掘り出し物とかもあるので、目を光らせながら見てる感じです^^;

恋蝉ラテさんは古本屋、お好きですか??
私は、大好きです。古市とか、ブックオフとか。
一日中、いても大丈夫ってくらい・・・汗
( •ॢ◡-ॢ)-♡

読後の空虚感、いいですよね!喪失感といってもいいかも・・・。
何かすごく切なくなるんです:;<春樹本

挿絵や表紙も素敵でしたね^^<佐々木マキさん、安西水丸さんも

安西水丸さんが描かれた春樹さんが、一番しっくりきて、好きでした。
お亡くなりになられた時は、本当に残念でしたよ~~<水丸さん
(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

古本屋好きですよ。
本って高いから…(^_^;)
掘出し物もあるし、時間を忘れちゃいますよね。
安西水丸さんも素敵でしたね。
透明感に憧れます。
後、私は、佐々木マキさんですが、羊男も好きですね〜(^-^)
よし!村上ワールドに行くそ!って読み始めるの
で勇気がいりますが、久しぶりに読みたくなりましたw

恋蝉ラテさん☆

返信有難うございます!
確かに、私も春樹さんの本以外で、
新刊はあまり買ったことがないかも・・・^^;

安く本が読めるから、古本いいですよね。
たまに、中に名刺とかメモきれとか入ってるのも面白い(≧ω≦)

羊男さんもイイですね~♪
佐々木マキさんの絵は、独特で好きです^^

村上ワールド笑
長旅をするようなものですからね^^;<春樹本

今、「スプートニクの恋人」もちょっと読み返してるのだけども、
この本は、優しい感じがして結構好き(๑❛ᴗ❛๑)


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慧喜

Author:慧喜
広島県出身 関東住みです。
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