慧喜~Trip of the art

アート雑記13

「マーブリング」という技法のことを知り、
とても面白そうなので、挑戦してみることにしました
マーブリングとは、水面に水よりも比重の軽い液や絵の具を垂らし、
水面に浮かぶ液や絵の具の模様を紙に染め取る絵画技法のことです。
大理石(マーブル)のような模様をしていることから、
「マーブリング」と呼ばれているそうです
マーブリング模様
<マーブリング模様>
西洋の絵画技法かと思いきや、ちょっと調べたところ、
そのルーツはどうやら日本の「墨流し」にあるようです。
「墨流し」とは、平安時代に、宮中の女人たちの間で歌集や写経の装飾として
使われていたのが始まりと云われています
その後、墨一色だったのが、和紙の加工技術の中で発展を続け、
江戸時代には、藍、紅などの染料や顔料も用いられ、
布に写し取る技術も加わるようになりました。
そして現在では、正絹の着物にその加工が用いられるまでになり、
日本の伝統芸術として確立されています。
(尾形光琳の紅白梅図屏風にも用いられているのだとか)
三十六人家集 紀貫之集
<三十六人家集 紀貫之集より>

「墨流し」は、水面に墨汁または顔料を油と交互にたらしていくのだそうで、
独特な文様には、「水に墨(黒・苦労)を流す」という言葉の如く、縁起をかつぐ意味も含まれているのだとか
「墨流し」が、いかなるルートで伝わったかは定かではありませんが、
非常に日本的な「墨流し」がシルクロードを経て、西洋へ渡り根付いたものが「マーブリング」である・・・という説もあるようです。

そこで、さっそくマーブリング液というものを購入しました。 墨汁はもちろん水彩絵の具などでもできるらしいのですが、
 とりあえず初めは専用液で試してみます お菓子が入ってた缶で、手頃な大きさのものがあったので、
 それに水を張って、マーブリング液をたらしてみました
マーブリング液初マーブリング

たらしたマーブリング液を、筆先でツツと広げたり息を吹きかけ、出来た模様を紙に吸いとらせていきます。
で、頃合を見て紙をゆっくり引き上げると・・・・・全くマーブル模様になってない・・・
単に絵の具とかでにじませただけみたいな感じになってしまうのです。
そもそも、マーブリング液が水に沈んでしまいがちなとこで、もうつまずいてしまいました
筆先に液を染み込ませ、筆で水面をなでるように液を落としてみても、思ったように綺麗に広がらないのです。
マーブリング、想像以上に難しいです・・・
マーブリング1マーブリング2

そんな中でも、奇跡の一枚となったのが、右画像の、まるで「黄泉の国」のような一枚です・・・ちょっとカッコいいかも笑
しかし、その他は、度重なる失敗に心が折れそうになることしばしば・・・
マーブリング3マーブリング4

ふと、水の濃度?を濃くしたら、マーブリング液が浮くんじゃないか・・・と思い、さっそく水の中に大量の塩を投入
よくかき混ぜたものの、若干塩が残ってるくらいの中に、静かにマーブリング液を落としてみました。
すると、何となく液が水面あたりでたゆたってるような・・・すかさず、筆先で模様を作り、紙を落としてみました。

紙は、比較的水に強そうな厚めのイラストボードなので、浮かせるだけじゃなく、最終的に全部沈めてしまいました
そして、できたものが下の画像です。↓ ↓ ↓
左が表側、右が裏側です。右の薄い模様の方は、表側の二番煎じ的な要素が強いのですが、キレイだと思います
しかも、何となくザラっとしたマーブル模様になってるのもちょっとイイ感じ・・・。塩マーブル、ちょっと成功??
マーブリング 塩マーブル1マーブリング 塩マーブル


<イラストボード/マーブリング・エボニーペンシル>
加藤ミリヤさん デッサン
でもって、薄い模様の方に、絵を描いてみました
使った道具は、エボニーペンシルと消しゴムで、
モデルは、加藤ミリヤさんです
ピンクのマーブル模様が女の子感を出してる上に、
何というか、女の子の混沌とした内面も表しているような気もしたので
アンニュイな雰囲気を持つミリヤさんにモデルになって頂きました。
もとの画像のミリヤさんが、すごく色っぽくて可愛いいので、
また何らかの形で、同じ絵を描きたいな・・・

マーブリングは、思ったより本当に難しいものだと思いました
何度でも練習してみて、自分なりのコツを体得していくしかないような気がする・・・
試した時は、画用紙やイラストボードのみだったのですが、キャンバスに下地を塗ったものや、
板などにマーブリングをやってみたらどんな風になるのか、色々と試してみようと思います
マーブリング記事の続編は、これからもまだまだ続きますよ~~

 ← ← ← ポチって頂ければ、励みになります  宜しくお願い致します


web拍手 by FC2

コメント

マーブリングはじめて知りました!
感性がそのまま伝わってくる感じですね。
黄泉の国は龍や剣を持った閻魔?が出てきそうで
力強く見ているとそのまま吸い込まれそうになります。

自分も今度トライしてみますね^^
前回のなんちゃってイラストになるかもだけど(笑)

こんにちは
慧喜さんのチャレンジ精神には
本当に感心させられます。
加藤ミリアの絵もとってもいいですね!

こんばんは。

「マーブリング」とても面白そうですね♪
>大量の塩を投入
流石! グッドアイディア!!

桃内さん☆

桃内さん☆

コメント有り難うございます!
私も、マーブリングのこと知らなかったんです(^-^;
ブログにリンクさせて頂いてる、画家の安冨洋貴さんが
お作品制作の中に取り入れられてたので、
図々しくも詳しくお聞きして、やってみたんです!

黒がとても映えるような気がしますね♪<黄泉の国
マーブリング面白いので、是非お試しください!
なんちゃってイラスト(笑)
桃内さんのセンス、カッコよくて好きですよ~<ブログ
(*^^*)♪

Y画伯さん☆

Y画伯さん☆

コメント有り難うございます!
何しろ模索中でして・・
興味持ったことはすぐにやってみたいのですf(^^;

ミリヤさんの絵、褒めて頂いて有り難うございます!
ミリヤさんの独特な雰囲気・・ちょっと重めで暗い感じが
私は、大好きなんです(笑
ミリヤさんが好きなので、これからもどんどん描いて
いこうと思ってます~(^^ゞ

恵さん☆

恵さん☆

コメント有り難うございます!
マーブリング、面白いですよ~(*^^*)♪
世の中に二つとない、
自分だけの一点ものができるのがいいですよね!
マーブル模様をうまく作る方法もたくさんあるみたいなのですが、
まだまだ自分のレベルがそこまでいかなくて(笑

ネットで調べてますと、塩の他にも
絵具とオリーブオイルを混ぜたものを使うとか、
マニキュアとかでもマーブリングが出来るそうなんです!
まだ試してないんですけど、面白そうですよね(((^^;)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

はじめまして。初コメです。

マーブリング面白いですよね♪

私は確か幼稚園だか小学校だかの時にやった事がありました。

2年くらい前にも一時期マーブリングがマイブームだった事があります^^

ねらった感じにはなかなかできないけれど、その時の瞬間に出来る偶然の美しさが好きです。

鍵コメ様☆

鍵コメ様☆

有り難うございます!
♪♪♪o(^o^)o♪♪♪

真知子さん☆

真知子さん☆

訪問&コメント有り難うございます!
子供の頃に経験すると、懐かしさも手伝って
楽しめますよね(*^^*)
恥ずかしながら、私はあまり知らなかった・・汗

狙った模様にはなかなか出来ないですね(T-T)
やる前は、ハートくらいだったら簡単に作れるだろうと
思ってたのですが、到底無理なことが分かりました(笑)
まさに一瞬の偶然によってできる美しさが
醍醐味ですね(((^^;)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

鍵コメ様☆

鍵コメ様☆

有難うございました!!
✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚*:₀。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://eki12.blog.fc2.com/tb.php/48-8ea16e24

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

AUTHOR

慧喜

Author:慧喜
広島県出身 関東住みです。
アートに関すること
アーティスティックな世界に触れて
自分が感じたことを
アップしていきます。
些細な足跡ですが
関わった全ての皆さんの
お役にたてますように 
(*≧∀≦*)

【PCでの閲覧を激しく推奨します】

ランキングに参加中です☆


にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
どちらかをポチって頂けると、嬉しいです!┏(<:)

COUNT

TRANSLATION

CATEGORYS

TRACKBACKS

画家 榎俊幸さんのHPサイト

画家 安冨 洋貴さんのブログ

Pencil artist Ayumiさんのブログ

LINK


一年以上、アクセスを頂いてない場合は、外させていただくこともあります。ご了承下さい。

MAIL

SEARCH FORM

Designed by Miya@loconet 

FC2Ad

Copyright © 慧喜~Trip of the art All Rights Reserved.