第16回日美絵画展に出品した絵が、 一次審査の結果、入選との通知を頂きました! 入選以上の作品は、六本木の国立新美術館にて 展示されるとのことです (画像加工してないので、暗くて見づらいかも→)
日美絵画展への出品は、初めてだったので ホントに嬉しいです~ 出品ジャンルが多い上に、誰でも応募できる 全国公募展なので、出品する人が多いのだとか。 そんな中での入選とのこと、有り難かったです
出品規定サイズが、最大でもF30サイズまでと、 そこまで大きくないのも、製作しやすくていいですし、 自分で作品を梱包して送ればいいという手軽さも、 応募動機のひとつでした。 出品ジャンルの中には、パステル画部門とか 色鉛筆画部門とかあり、面白そうだったんですけど、 私は、今回はデッサン部門で出品しました 使用した道具は、エボニーペンシル一本のみ 鉛筆も、本当は色んな太さのものを 使い分けた方がいいのでしょうけど、 それに慣れてない私は、いつも使ってるもので笑。 テーマも自由だったので、 私の心の中の思いを描いてみようと思いました。
|  「届かない場所」≪ケント紙(F15)/エボニーペンシル≫ |
モデルとなってくれたのは、私がいつも服を買うショップの店員N・Yちゃん

勤務中の彼女に、無理を言って写真を撮らせてもらったのですが、
「自分にとって憧れの場所があるんだけど、今の自分には遠い場所で、手を伸ばしても届きそうにない・・・。
・・・・・・・・といった感じの表情を撮らせて欲しいの」
という私の無茶なお願いに、彼女は初め戸惑ってたものの、必死で綾野剛を思い浮かべながらポーズを作ってくれました笑
この綾野剛さんがヒントになり、その時まで頭になかったのですが、「恋」をモチーフにしようと思い立ちました

「恋」って、おそらく殆どの人が経験したことある感情だと思うので、感情移入しやすいというか、
自分の心の中の思いを、普遍的なモチーフに絡めることで、色んな角度から共感できる作品になるかなと・・・

タイトルも分かりやすく「届かない場所」としました。
私にとっては、夢や目標を持ちつつも、現状を目の前にして立ち塞がっている自分の心を描いた絵なのですが、
観る人によって、「届かない場所」は、たとえば、憧れてる相手や好きな相手の心であったりしてもいいと思います。
↓写真を撮らせてもらった日の夜、すぐに製作に取り掛かり始めました。使用したのは、F15サイズのケント紙。
イーゼルとか持ってないため、クローゼットのドアにケント紙を貼り付けて笑
↓門の前に立ちすくむ女性、というのは初めから、私の頭にあったイメージでした。
それは、心の中にいる自分の姿を、とてもよく表しているような気がしたので・・・。
ただ、門は、堅牢でがっしりした洋風の門をイメージしてたのを、ハート型の門に変更しました

そこはかとなく「恋」というモチーフをしのばせて・・・と、考えてのことだったんですけど、何か分かりやすくなってしまったかも笑
背景の花は、一本だけ飾ってあった薔薇(造花)を色んな角度から見て、描いていきました

でも、今思えば、花言葉などになぞらえて、恋を暗示させるような花を描けば、含みが出てよかったかもしれない・・・笑
↓最後に、背景を描き、フィキサチーフをふって完成~

右画像が使用したエボニーペンシルたちです。
削るときにホキホキ折れ続けてしまって、その消耗スピードたるや凄まじいものがありました

なので、実際に使用したのは一本半ぶんくらいかな・・・?何故こんなに折れるんでしょうかね泣
芯そのものが折れてるからなのか、私の削り方がとことん悪いのか・・・わ、分かりません
完成後は、達成感でいっぱいでした

よく見れば (いや、よく見ずとも)顔のデッサンがズレてる・・・とか、手がデカすぎない?とか
ツッコミたいところはたくさんあるのですが、自分の心の中の思いを形にできたことが、何より一番嬉しかったのでした

モデルになって頂いた、N・Yちゃんに心から感謝します

(勤務中に、ホントにごめんなさい)
国立新美術館展示の詳しい日程など、詳しいことは、後日またご報告させて頂ければと思います

作品を観て頂いて、有難うございました


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